カットモデルのお客さん

　当店は、営業後にカットモデルや、外部の人間を呼ぶことに対して、うるさい。

　いや、呼べるんですが、一週間前までに言わなきゃいけないのと、

店長同伴じゃないとできないことになっている。


　
　・・・正直、このシステムはやりずらい。

　
　カットモデル希望の学生さんは、思い立ったらすぐに切りたい（染めたい）子が多い傾向なので、

なかなか一週間待ってくれる子は少ない。

　
　そうすると、技術向上のチャンスを逃したり、

撮影モデルになってくれる子に巡り合う可能性も下がってしまいます。


　店長が休みの日に出社してもらうのも気が引けるし、

いたらいたで気を遣う。


　自分のエゴですが、これが日々の悩みの種でもあります。



　なので、店長が休みの日に、周りのスタッフに断りを得て、

こっそりカットモデルさんを呼ぶことがあります。（サイテーですねｗ）


　セコムの防犯カメラの録画を見られたら終わりです・・・。



　今回は女子高生のモデルさんで、カラーのみでした。

　明るいベージュの髪色を、先生に指摘されたので暗くしたいと。

黒染めっぽいのはやだ、地毛くらい、という感じでオーダーされました。


　今後明るくする予定はないとのことなので、５トーンの白髪染め用のブラウン（とレッドを少し）を使いました。

カラーチャートも見せて確認して・・・　


　仕上がりは、毛先が若干茶髪っぽく残り、

先生にまた言われちゃうかな～と思いながら、でも本人は納得してくれたんで帰っていきました。



　・・・しかし、その日の夜連絡があり、



　「希望より暗いです・・・」

　「暗い茶色が良かったんですけど・・・」


と言われてしまいました。

　「地毛くらい、と言ったときにチャートも見せて確認したのに・・・」

とは言えませんが、

　
　どこかでカウンセリングのズレがあったんでしょう。

ひょっとしたら、「地毛」に対するイメージが違うのか、

「地毛」イコール「暗めの色」っていう認識なのか。


　
　わからずじまいでしたがショックでした。


　「地毛」というワードを使うときは気を付けようと思います。

　

タグ：黒染め 地毛

指名のカラーブローと、指名のカット

　昼過ぎすこし落ち着いたのち、カラーブローのおばあちゃんが来店されました。

するとすぐに電話予約で、

「Ｍさん（わたくしです）でカット、近くまで来てるからすぐ行きたい」

とのお電話が。


　私は売上がまだまだだから基本、アシスタントは使えないんですが、

こういうときはしょうがない、アシスタントと一緒にマニキュアを塗り、

のちのシャンプーはやってもらっちゃいます。

　
　カットの方来店。


　中国の方です。

ぼーっとしてる方ですが、前回を新規で担当し、今回指名で来てくれた！

謙虚でいい人です。カット中、ツムツムやってるとき頭が動くのがびっくりする。

髪型はＫ－ＰＯＰ風。

　↑　前回、ちょっと強気に、少し奇抜な髪型にしたのが功を奏したのかも。


　前回よりもちょっとずつプライベートな会話も試みる。


　信頼されて指名、と、仲良くなって指名、もアリだと思うので、

ずかずか入らない程度に、会話量増やしてみました。



　おばあちゃんの方も仕上げに入りました。

ご年配の方は、毎回同じスタイル、色になりがちなので、

いかにして飽きさせないか、っていうことを気にかけています。


　会話は失礼のないように、シャンプーは気持ちよく（今回はアシでしたが）、

なるべく早く仕上げる、など。


　失客しないように、あとは祈る。


なにか、もっと惹きつける方法はないだろうか・・・

タグ：カット

朝一番のフリーのパーマのお客様

　一髪目は、フリーのパーマのお客様でした。


　３０代女性。

　パーマは５年ぶりくらい、カラーはたまにする程度で、髪はそんなに痛んでいない。

直毛・軟毛でボリュームがでない。

お子さんが小さいので、手入れがラクな感じがいいとのことです。


　ここで、すぐにヘアカタログを見せないで、

カウンセリングの結果から、「ここをこうして、全体的にこんな感じはどうですか？」

と、言葉で言ってみる。

　とか、芸能人のＹ○Ｕみたいな感じ？とか聞いてみる。

　
　先日、有名サロンの講習で学んだことです（笑）。

　美容師がリードすることで、お客様に頼っていただける美容師になる！

リードといっても、カリスマ美容師でもタレントでもないので、

どんどんと勝手に決めていってはだめですね。

カウンセリングをヒントに、スタイルの許容範囲と、提案しやすい髪形をいくつか思い浮かべていきました。


　会話である程度すり合わせができたら、初めてヘアカタを見せて、最終確認をする。


「つまりこういう感じでしょうか？」
　

　ズバッとした肯定を得られたら、すこし信頼度が上がった感じがします。


　ベースカットを１０分くらいで終わらす。

最近、パーマの前のカットが、手抜きじゃないけど、若干アバウトになってきた気がしてヤバい。

なんか、再現性はパーマに任せて、カットは主に「段」と、「ウェーブになったときに動きやすい軽さ」

ばかり重視しちゃってるところがある。

マズいですね。




　ロッドを巻きます。

専門的になりすぎないようにしたいので、あまり細かくは書かないようにしますが、上は根元巻きです。



　前髪も大きめロッドを巻きます。

ウェーブに、前髪ぱっつんストレートって、コンサバ感がですぎる気がしてあまり好きじゃないです。

「この前髪かわいいでしょ？」って、美容師が言ってる気がしてしまう。

　
　しっかり子育てして子供を守っているママだから、子供っぽくならないように意識しました。



　結果的に気に入って下さいました！


　特に前髪(笑)


　「扱いやすそう」と。

これまで一度も前髪にパーマかけたことがなかったそうです。

　意図してオーダーしたわけじゃなく、

かつて担当した美容師がたまたま誰一人としてかけなかったそうです。



　功を奏したというか、なにより気に入られてよかった。


　次回、指名してくださるか、不安と楽しみでいっぱいです。

タグ：パーマ 子育てママ

はじめまして

　横浜市の田舎、上永谷という町で、本気でナンバーワンスタイリストを目指す恥知らずな美容師の日記ブログです。


　現在、ランクはスタイリスト。

とりあえずしばらくは匿名でやらせていただくので、自己紹介は割愛させていただきます。



　今の店に入社したのは２０１５年５月。

実は出戻りというかたちで、

しばらく他の店に浮気してました。



　その店は、一番安いメニューで９０００円と、高級な部類にはいるサロンだったので、

そこでついたお客さんは、切ってきました。

それでもどこから聞きつけてくださったのか、今の店（サロンＡとします）に来て下さる

ありがたいお客様もいらっしゃって、美容師って素晴らしい仕事だと思う今日このごろ。


　というわけ（いいわけ）で、現在、


・指名３０人程

・売上３０万/月

くらいです（泣）。



　生活の糧とするため、他に、業務委託の美容室（サロンＢ）を掛け持ちしています。



　上永谷は、ほんとに何もないホームタウンです。

ですが美容室は多いので、なかなか集客がむずかしいです。


　カットの料金は、レギュラーサロン（※）として平均的な４０００円位です。


※レギュラーサロン・・・高級サロンでもなく、安売りサロンでもない、いわゆる普通の料金設定の美容室のことです。


　いかにしてナンバーワンになるか、日々考えながら営業しています。

タグ：美容師